TERUMO CORPORATION

Interview

社員インタビューY.H.の画像

高品質な製品を確保する、
安心・安全な製造ラインを実現

甲府医薬品工場 設備技術部 設備技術課

経歴

大学院で創薬・生命薬科学を専攻。卒業後、大学近くに所在する医薬品メーカーに入社し、製造工程を担当する。2018年にテルモへ転職し、テルモ山口にてオートインジェクター製剤の新製品の立ち上げに携わる。2020年に甲府医薬品工場 設備技術部 設備技術課に配属。プレフィルドシリンジ(薬剤充填済み注射器)関連の設備新規導入を担当する。現在は、建築中の甲府新棟工場に導入する腎不全患者さん向けの腹膜透析液製造ライン(滅菌工程)の新規導入を担当し、設備仕様検討中である。

経験・スキル

前職ではワクチンの製造業務(培養工程)に携わり、SOP(標準業務手順書)の改訂、設備の定期メンテナンス・バリデーション、工程・設備改善改良業務、立ち上げ業務、逸脱対応業務を経験する。テルモに転職後、オートインジェクター製剤の新製品立ち上げを担当する中で、技術移転、製造法、包材試験法、バリデーション実施、提携先との窓口業務、包装資材の仕様決定を経験する。現在は新たに建設中の生産棟への設備導入という、これまでにない大規模プロジェクトに挑んでいる。

志望理由

前職では仕事自体には満足していたが、その一方で非常に多忙であったことが悩みになっていた。そんな中、結婚することになり、よりワークライフバランスを重視したライフスタイルにしたいという思いが募り、転職を決意した。そんな中、見つけたのが、テルモの新製品の生産ライン立ち上げ・開発プロジェクトに向けた人財募集。生産業務、設備導入、生産での経験を踏まえた作業者目線での作業SOPの作成など、これまでの経験を活かして、プロジェクトに貢献できると考え応募し入社に至る。

仕事と家庭を両立し、
より豊かな人生を育むために。

前職では医薬品メーカーで製造工程を担当。希望の仕事であり、やりがいもあり満足していました。しかし、いかんせん忙しすぎました。将来的なことを考えると不安な気持ちになり、結婚を機にさらにその思いは加速。夫婦間でも「子供が産まれて子育てと両立することを考えると、今の働き方では厳しいよね」という話になり、転職を決意しました。そこには、まだ若いうちに一度リセットして、社会人として再スタートを切ろうという思いもありました。そんな折、テルモで新製品の生産ラインの立ち上げ・開発プロジェクトのための人財を募集していることを知りました。このプロジェクトで立ち上げる新製品は、医薬品とデバイス(注射器)を組み合わせたもの。それまでテルモといえば医療機器専業のイメージを持っていたのですが、この時初めて医薬品も手がけていることを知りました。このプロジェクトなら、自分がこれまで身につけたスキルを活かして貢献できるし、また、そのプロジェクトを通して自分のスキルアップにもつなげられる。そう思い入社を決めました。

新棟に導入する製造ラインの
滅菌工程の新規導入を担当。

新しく建設される生産棟に導入する腎不全患者さん向けの腹膜透析液の製造ライン(滅菌工程)の新規導入を担当しています。設備だけでなく、新たな建屋を建築するという、テルモの中でも大規模プロジェクトであり、私にとっても貴重な経験です。規模が大きいだけに苦労するのは、チーム全体として初めての課題に直面することが多く、また、関連する多数の部署を含め、立場によって意見が対立するケースも多々あること。そんな中、「こういう仕様にしたい」「品質は保たれるのか?」「予算が膨らみすぎる」など、いろんな人の意見を聞きながら、落とし所を探り、自分なりに解決策を提案し、最終的に1つの答えを導き出した時、やりがいを感じます。
また、医薬品の製造ラインならではの難しさも。私が担当している滅菌工程は、不具合が発生した場合、ともすると患者さんの健康被害につながりかねません。そのため万が一にも不具合が発生しないよう、たとえば、オペレーターの動きをとことん自分の中で理解してデモンストレーションした上で設備レイアウトを考えるなど、細心の注意を払って設計を進めています。まだまだ苦労は続くと思いますが、製造ラインが完成した時は涙が出るほどうれしい瞬間になると思います。

医薬品製造の知識・ノウハウを磨き、
同時に交渉スキルを高めていく。

入社後、早速、テルモ山口で新製品の立ち上げに携わった際、前職で身につけた医薬品製造業務、工程・設備改善改良業務などの知識・ノウハウを活かすことができました。とはいえ、入社前、テルモは医療機器のスペシャリストでしょうけど、医薬品は私の方が詳しいかな、などと思っていたら大違い。医薬品製造に関する知識も豊富で、新たに教えられることも多かったです。 また、現在取り組んでいる腹膜透析液の製造ライン(滅菌工程)の設備設計業務では、前職で液物を扱う設備の作業担当を担っていた経験が非常に役立っています。滅菌工程も液物を扱う設備であるため、そういったタイプの設備を扱う中でどのような作業が大変なのか、身をもって知っているのです。そのためオペレーターにはできるだけ簡単に作業をしてもらえるよう、作業者に寄り添った考え方を持ちながら、設備仕様として反映することを心がけています。
テルモに入社後は大規模プロジェクトに関わる業務ばかりを担当。そのため関わる部署も人も非常に多く、その中で社内の要望の吸い上げから外部との連携を繰り返しながら、交渉スキルも身につけることができているのではないかなと思います。

大規模プロジェクトを担うチームを
力強くサポートする存在でありたい。

これまでさまざまなプロジェクトに携わり、生産ラインを立ち上げてきた実績をいかし、新たなプロジェクトでもチームをサポートする存在でありたいと思っています。プロジェクトで直面する数々の難題に対して、各メンバーが持つ得意分野を積極的に活かし問題に立ち向かう強いチームであり続けられるようにサポートできればなと。あくまでもサポートと言っているのは、チームを牽引するリーダーになるには、まだまだ力不足かなと思っているから。というのも、今でもいろんな方々に聞かなければわからないことがたくさんあり、専門的な技術レベルに達していないと思うからです。たとえば、突き詰めたいことの一つは、既存の生産ラインでの作業のやりづらさややりやすさ。設備担当だけでは見えない部分もあるので、現場の人たちからたくさん意見を聞きながら、より良い設備の設計を目指してきたいと思っています。
テルモは今、世の中のニーズに応えるべく、急速にビジネスを拡大しようとしており、それに呼応して大規模プロジェクトが数多く立ち上がっている状況。それだけに、これからどんな新しい挑戦が待っているか、期待に胸を膨らませています。